持続可能なまちづくりに貢献する仕事

　NiX JAPAN株式会社は、富山市に拠点を置く総合建設コンサルタントであり、地域社会の安心と安全な「まちづくり」に取り組んでいます。「低炭素社会づくり」を重視し、豊富な資源とな る河川の水を活用した「治水・砂防」にも注力しています。

　その中でも、地域資源の水を利用して電力を生み出す「小水力発電所」は、富山県、石川県の各地で同社が所有運用行っています。小水力発電は、限られたエリアの河川や用水路を効率的に活用し、小規模ながらも落差を活かすことで一定の発電量を確保できる技術であり、発電された電気 は地域社会や各種事業で活用され、まちづくりや地域活性化に寄与しています。さらに、ソーラーパネルの設置や施工時の自然保護など、多くの事業が「循環型社会」に向けた取り組みと なっています。

 設計で、人と自然にも優しい配慮を

　蓮池康明さんは大学院を修了し入社 ８年目です。「小水力発電所」にも力を注ぐ未来志向の社 会づくりに興味を持ち入社、現在はインフラマネジメント事業本部の社会基盤部で土石流を食 い止める砂防堰堤の計画や堤防の土砂流出を防ぐ護岸の設計に取り組んでいます。景観を損なわないための配慮や緑化などの工夫を凝らした設計は、自然保護と「低炭素社会」の実現に貢献しています。

技術革新でさらなる「低炭素社会」へ

　さらに、ドローンの導入や携帯電話のカメラを活用した ３Dデータの取得など、ICT 化は業務の質を向上させ、自然災害を軽減する設計力や「循環型社会」の構築に向けた提案力を高めて います。

　再生可能エネルギーの普及は全国的に進んでおり、その中でも小水力発電は全国各地で導入されています。NiX JAPAN株式会社では、国内外での再生可能エネルギー開発を通じて、エ ネルギーの脱炭素化に取り組んでいます。

取材記事の内容は、2024年１月時点のものです。最新の情報は、各企業ページ等からご確認ください。