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DXから生まれる働き方は、未来につながる

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社内全体のDX化と様々な働きやすさを実現

 ハリタ金属株式会社は、残業時間の大幅な短縮を図るためDX化を進めています。コロナ禍には全社員にノートパソコンやタブレット、スマートフォンなどのデジタル端末を1人1台支給しました。クラウド上での従業員間のやり取りや勤怠管理を開始するなど、業務効率化とペーパーレス化を加速させることで、ちょっとした時間の短縮と業務時間の見える化を徹底しました。

 また、現場単位の自主的なDXへの取り組みを、月に一回社内会議で共有し、効果が望めそうなものは他の部署にも展開するなどの地道な積み重ねも功を奏し、今では年間休日120日、完全週休2日を実現しています。

 特徴的な取組みの1つに、動画を活用したマニュアル作成があります。残業時間増加の要因の1つは、その人しかできないと言った業務の属人化にある点に着目し、動画による業務マニュアルを作成しました。支給した端末から動画を視聴することで、業務の進め方を確認することができ、誰もが同じ方法で業務に携わることができる環境づくりも、働きやすさに繋がっています。

気軽に取得できる「有給休暇」を有効活用

 人事ユニットに所属する石戸俊輔さんは入社1年目。石川県の大学を卒業し、Uターン就職を果たした彼は現在、採用担当として勤務しています。自身が長く働ける会社を検討する上で福利厚生を優先したように、同年代の大学生にとって、働き方は重要な要素であることを把握している石戸さん。会社の補助も受けて参加した趣味のマラソンの大会では、大会翌日の休養に、有給休暇を活用しています。

 その他にも、入社2年目以内の社員で社内フードドライブを運営し、集めた食品を支援が必要な施設などに送るなど、時代に合わせた様々な取り組みに挑戦し、公私ともに充実していると語ります。

これからの未来に向けて、よりよい働き方を

 石戸さんは「今後は自らが携わる人事考課の運用もクラウド上で!」とより働きやすい環境づくりを見据えています。「リサイクルの重要度が増す社会の中で、未来を創る仕事こそ、若手が主役になります」と話す石戸さんからは、働きやすさは地球に優しい働き方につながっており、そんな働き方を自分たちで作る意気込みを感じました。

 

取材記事の内容は、2024年1月時点のものです。最新の情報は、各企業ページ等からご確認ください。

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