子育てと仕事の両立でより良いまちづくりに貢献

働きやすい環境を整え、仕事に励む
道路や橋梁などのインフラ整備や砂防・河川周辺の防災工事といった土木工事から、一般の建設工事や地質調査までを幅広く請け負う株式会社東城。調査から測量・設計、施工・補修までを一貫体制で行えることが強みで、そこに住む人が安心して社会生活を送れるように、地元ならではの小回りが利く企業を目指し日々の業務に励んでいます。
近年、建設業界全体的な動きとして、休みを取りやすい環境が整えられています。その中でも東城では、現・吉田社長就任後、子育てと仕事の両立も全社一丸となって応援してくれる企業風土が形成されています。社長と社員の距離が近く、完全週休二日制(祝日休み)でフレックスタイム制を導入、社内の話しやすい雰囲気のおかげで、急な休みも取得しやすい環境が整っています。
寄り添ってくれるから、安心して働ける!
入社7年目の土井結衣さんは、土木部地質調査課に所属しています。同課では、建設現場に出向き、地盤や土質の調査・試験を行っており、その中で土井さんは現場や室内で行った試験を報告書にまとめるパソコン業務を主に担っています。
高校3年生の時に訪れた会社見学で、どこよりも社員一人ひとりに寄り添ってくれる印象を受けたことが入社の決め手と話します。「正直なところ、当時は、見学を既に終えていた他社にしようという気持ちがあったのですが、それを覆されるくらい人を大事にしていることがわかり、魅力的に感じました」。
入社し働き続ける現在もその印象は全く変わらないと言います。「結婚・出産をしてから在宅ワークやフレックスタイム制などを推奨してもらい、本当に働きやすさを感じています。現場作業だけでなくパソコン業務もあるので、例えば妊娠中であっても、できる仕事の幅が広がりました。様々な業務があることも、建設業界で働く良い面だと思います」。また、社内の雰囲気がいいのは大前提で、他にも「女性が少ないから優しくしてもらえているのでは?」と土井さんはおちゃめに笑います。
周りのサポートを力に仕事と向き合う
土木科出身の土井さんは、高校3年間で得た土木の知識や経験を生かせる建設業で働くことを決めました。最初は現場作業が多く、慣れないことばかりで苦労も多かったそうです。しかし、さまざまな現場で自分の手で地質調査を行うことで経験を積み、試験や調査に対する理解が深まっていったと当時を振り返ります。「工事をサポートできることが地質調査課の魅力のひとつです。同業他社の現場監督に何度も弊社と仕事がしたい、と言っていただけるとやりがいや喜びを感じます」。
5年前、同社で請け負った宅地造成工事で造成された土地。その数年後にその地にマイホームを建てたという土井さんは、自身で強度の試験をした道路を今ではお子さんと散歩しているそうです。多くの経験とやりがいを胸に、着実に成長している土井さんは「会社や先輩・後輩たちのサポートがあってこそ!」と感謝を忘れません。
今後は、「資格取得にも力を入れ、求められたこと以上の仕事や提案ができる技術者になれるよう、より一層業務に励んでいきたいです」と意気込みます。仲間たちや家族の存在を心強い支えにして、これからも土井さんは仕事に励みます。
取材記事の内容は、2025年1月時点のものです。最新の情報は、各企業ページ等からご確認ください。