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世界最高峰の足回りをデザインする

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デザイン・設計の部署では、多くの女性社員が活躍!

 BBSジャパン株式会社はモータースポーツにも使われる自動車用の鍛造ホイールを作っており、クルマ好き男子が集まるマニアックな産業とも思われがちですが、実際は開発・製造どちらの現場においても、男女問わず、多彩な人材が活躍しています。性能や品質もさることながら、見た目の美しさも求められる高級ブランドだからこそ、女性ならではの着眼点やセンスも不可欠で、デザインや設計の部署では、多くの女性社員が活躍しています。女性が働きやすい環境を支えるのは、完全週休二日制や勉強を兼ねた県内外の自動車系イベントへの視察に対するサポートです。車好きであれば公私の垣根を超えた充実した毎日に、そうでない人も世界に誇る高い技術に携わることで、自然とものづくりへの関心が高まります。

 また、育児休業を取得している女性社員が子連れで遊びに来ることも多く、高い復職率も働きやすさを裏付けする結果になっています。

自分の作った色で自社製品の見た目を飾る

 入社4年目の光田友里恵さんは、製品の開発を担う専門部署で自社ブランドのホイールのカラーデザインや新色の塗装開発を担当しています。大学時代には漆工芸を専攻、塗装に興味があったと話す光田さん。現在は調色ブースでオリジナルカラーを試験的に生み出したり、専用ソフトウェアでホイールに着色した3D CGを作成したりするなどのプロセスを通じ、開発コンセプトや製品イメージに合う色探しに携わっています。大手カーメーカーのOEM製品に携わる場合は、塗料会社や製造現場との間に入り、お客様が求める品質レベルに達するまで、綿密なやり取りを重ねながらの塗装試作を行っているという光田さん。大学時代とは少し異なる世界ですが、ものづくりにおける基本的な部分での共通点は多いそうで、学びの経験をしっかり活かせていると語ります。

携わることで興味を持ち、さらに挑戦したくなる

 自動車に興味がない状態で入社しましたが、今では「街で見かける自動車が履いているホイールにもつい目が行ってしまうほど興味津々」と語る光田さん。「自分が携わった製品だと言い切れるものが少しずつ増えてきました!」と、自身の成長と成果に胸を張ります。

 製造業は製品を作る仕事ですが、その中には光田さんのように製品を見た人、手に取った人にカッコ良い、綺麗と思ってもらえる仕事があります。現在、限定カラーの「セレナイトブラウン」は光田さんの代表作のひとつとなっており、今後の目標は「レギュラーカラーを充実させること」とのことで、「製品化されたら、自分の愛車に履かせたいです」と目を輝かせます。

取材記事の内容は、2024年1月時点のものです。最新の情報は、各企業ページ等からご確認ください。