就活ラインとやま 就活ラインとやま

市場調査から新商品を開発し、形に残る仕事

市場調査から新商品を開発し、形に残る仕事の画像

まだ世にない物を考える、作る、届ける

 株式会社リッチェルは富山市を拠点とする家庭用品や園芸用品、ペット用品、ベビー用品など、人の暮らしに身近な幅広い製品の企画・開発・製造を行う企業です。入社5年目の米谷愛魅理さんは、入社3年目に営業部門から企画部門に異動し、現在「商品企画部 ベビー・ハウスウェア企画課」に所属しています。ベビー用品・家庭用品の新製品コンセプトやリニューアルの立案などを担う部署で、米谷さん自身も、結露のしにくさにこだわった「冷水筒」という商品を手掛けました。まずは市場を調査し、競合他社の価格帯や性能を見て新たに販売する新商品の仮案を立て、消費者調査を行いました。その後、社内で商品コンセプトや特徴、サイズ感など案をまとめ、設計やデザインの各専門工程にバトンを渡します。専門工程に作業を依頼してからも製品化までアドバイザーとして関わることで、試作段階でも自身が見たり、聞いたりしたことが反映されているかチェックすることができ、納得したものづくりができていると実感できるそうです。自身の発想が商品として残り、レビュー評価を見たり、使用する人の声を聞いたりできる仕事には、営業とはまた別のやりがいがあると話します。

他部門へのチャレンジにより、様々な経験ができる

 他の部門へのチャレンジができる会社なので、様々な経験ができることが、長く働ける魅力だと米谷さんは言います。入社後、営業職を経て企画職に移ったり、製造現場を経験して商品開発や材料研究の業務に携わったりする事で様々な角度から自社の業務経験を積むことができます。米谷さんも営業職を経験してから企画部門に異動になったことで、改めて心機一転頑張ろうという気持ちになり、営業で培ったコミュニケーション能力が社内調整の多い企画部門で役に立っていると、これまでの経験が生かされている様子でした。

ライフステージの変化も、新商品のアイディアに

 部署異動後に育児休業を取得した米谷さんは、復職後も焦ることなく、時短勤務の範囲内で業務に携わっています。このワーク・ライフ・バランスの実現は、育児休業からの復職率100%、年次有給休暇取得率80%以上という高い数字が示す、安心して休めるサポート体制と社風の賜物です。子どもが小学校3年生になるまでは時短勤務を選択し、同世代の「子育てママ」との交流から届く声にも耳を傾けながら、よりニーズに寄り添い、的確に「刺さる」商品づくりを継続していくと、子育てと仕事の両立に声を弾ませていました。

 

取材記事の内容は、2024年1月時点のものです。最新の情報は、各企業ページ等からご確認ください。

取材した企業