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特許技術と柔軟な開発力で社会に安全を届ける

特許技術と柔軟な開発力で社会に安全を届けるの画像

取引先企業・大学と連携し、生み出したシステムが世の中へ

 情報通信業を軸に幅広い事業を展開するNES株式会社は、AIやIoTによる画像認識技術を駆使した、高所作業車逸走事故防止のための安全管理システムの開発に取り組んでいます。

 安全管理システムを開発したきっかけは、高所作業車の事故を実際に経験し、今後の予防策を模索していた取引先企業から2019年に共同開発の相談を持ちかけられたことでした。システムの核となる画像認識技術は、富山県立大学との共同研究で約18年前に誕生し、特許を取得しており、すぐにプロジェクトが動き始めました。システムは車両に少しの改造を施すことで導入でき、他社にはない簡易なものになったことからも技術の高さが垣間見えます。改良と検証を重ねる中で、画像認識の精度はさらに高まり、現在は商品化手前のレベルに達しています。

最先端の開発環境は、若手社員の大きな成長の糧に

 画像認識技術の誤認識解消に向け、輪止めの検知に関わるプログラムの作成・改善に携わったのが、入社2年目の荻田遼真さん。情報系の専門学校で学んだ後、プログラムを自社で開発することに惹かれ、入社した彼はさっそくシステム開発グループに配属されました。初期段階の開発に参画し、当初は知識不足を痛感しつつも、グループの最年少メンバーとして、建設的な意見交換ができる上司や先輩の他、画像処理・画像認識のエキスパートである富山県立大学の先生の力も借りられる好環境の下で学び、自らも色々と調べながら、実力をつけていきました。

可能性が広がる日々に、モチベーションが高まる

 身近にいる優秀な技術者や研究者を見習い、自らも考えながら様々なシステム開発に挑戦することで新しい技術の発見やシステム開発のヒントを得ることができ、自分自身の可能性に広がりを感じる荻田さん。システム開発への高まるモチベーションを胸に、今後は「より一人前になれるよう、努力を重ね、仕事を頑張っていきたいです。」と謙虚さを見せながらも、「開発は楽しい仕事」と未来に目を向け、自信に満ちた表情でした。

 

取材記事の内容は、2024年1月時点のものです。最新の情報は、各企業ページ等からご確認ください。

 

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