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LEDや企画提案で「見える化」を実現

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システム提案で課題を解決

 日本セック株式会社は、LED表示板の開発から設計、製造までを一貫して取り組むことができる技術力と開発力を兼ね備えた企業です。

 鉄道や高速バスなどの運行案内表示や公共機関などの呼び出し番号表示、街頭の時計表示など、誰しもが一度は見たことがあるであろうLED表示板は、視認性が重要です。創業40年以上の実績で培った様々な経験を活かして、「見える化」、「ものづくり」、「製品化」をサポートする体制が整っており、富山から世界に向けて、新しいLED表示板や制御システムを生み出すノウハウに繋がっています。また、機構設計や電気設計、ソフトウェア設計など自社内の高い技術を生かした生産体制は小ロットからのニーズに応えられる、という強みになっています。

 営業部に所属する河野祥侑さんは、お客様の課題を「見える化」で解決しています。例えば、QRコードの読み取り機能を使って、製品がラインに入った時間から出る時間までを計算し、生産個数を把握する数量管理システムの開発に携わった際には、大型画面やタブレットの活用と新システムの導入で得意先の工場内の見える化を実現させました。これまでに無いシステム開発は社内の開発チームとも連携し、経験や知識を生かすことで迅速な対応ができたと当時を振り返ります。

オーダーメイドや共同研究でまだ見ぬものづくりを

 LED表示板と言っても用途は様々です。得意先の要望に合わせたオーダーメイド製品にもLEDモジュールとCPUを合わせた提案によって対応しています。20年前より海外生産に取り組んでおり、コストダウンにも寄与できる生産体制は高いリピート率を誇ります。LED表示板は日本国内では成熟段階に入っています。その中でも研究開発型の企業として、1つ1つの課題に対応していくことで、LEDの新たな可能性を見つけ、LEDで社会をより良くしていきます。近年は、LED光源式植物育成装置を開発し、レストランや介護施設向けに、見た目にもこだわった野菜サーバーへ進化させる共同研究にも取り組んでおり、その可能性は無限大です。

 

挑戦する姿勢が技術の進歩に

 河野さんは「得意先の要望に応えたい」という強い思いが提案型営業の幅を広げる結果となったと話します。既存製品を活用した課題解決だけではなく、オーダーメイドで課題に向き合うことで新しい技術の発見や広がりがあります。LED表示板は日々の暮らしを支え、これからの未来を照らしています。

取材記事の内容は、2024年1月時点のものです。最新の情報は、各企業ページ等からご確認ください。

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