就活HowTo記事(3)インターンシップ
選考活動が始まる前に、インターンシップに参加しましょう!
インターンシップは、学生が企業に「就業体験」をすることです。自分自身の強みを実際に働く中でどのように活かすことができるのかを確認する、企業で働きながら仕事内容を理解するために実施します。インターンシップは、自分の入りたい企業が本当に自分に合っているかを確かめる絶好の機会です。
まずは気軽に、オープンカンパニーや学内ガイダンスで企業と交流しよう
いきなりインターンシップに参加するのは不安、という方には、半日から1日程度の短い期間で企業や業界について知ることを目的としたオープンカンパニーや学内で開催されるガイダンス(キャリア教育)を活用して、企業との交流に慣れておくと良いでしょう。オープンカンパニーは幅広い学生に企業や業界のことを知ってもらうために、参加条件や選考を実施せず、気軽に参加できるケースが多く、オンラインで実施する企業も増えているため、短期間でたくさんの企業や業界のことを知るにはおすすめです。学内ガイダンスは、複数の企業が参加するケースが多いため、限られた時間で様々な企業や業界を知り、自分の選択肢を増やすきっかけになります。ぜひ、積極的に参加しましょう。オープンカンパニーや学内ガイダンスは、気軽に参加できるように、私服での参加が認められている場合があります。参加の際は、服装について指定がないか、しっかりと確認しましょう。また、気軽に参加できるとしても、自分の将来を考える大切な時間には変わりありません。メモをとるための筆記用具やノートを持参したり、参加企業のホームページを事前に見たり、質問を用意すると、より有意義な時間を過ごすことができます。
インターンシップはいつから始めるの?
就業体験をメインとしたインターンシップは、一般的には大学3年生の夏休みに行うケースが多いです。夏のインターンシップだけではなく、秋や冬にも短期のインターンシップ等が実施されており、就職活動の開始が近づけば近づくほど、企業からの情報発信の頻度は増えていきます。
インターンシップは基本的にはいくつでも参加して構いません。できればいくつかのインターンシップに参加して違いを比較することが望ましいでしょう。実際に企業で働いている社員さんの姿や、社員さん同士のコミュニケーションなども見学できるので、会社の風土を理解する機会として活用することもできます。
インターンシップはどうやって参加するの?
インターンシップの参加方法は企業によって異なりますが、大きな流れは下記の通りです。
① 「就活ラインとやま」のインターンシップ検索をクリック
② 自分の気になる条件を選んで、インターンシップを探す
③参加したいインターンシップに申し込む
④インターンシップに参加する
人気な企業ほど、インターンシップに参加するための説明会や書類審査、面接などの試験があります。実際には就職活動の前哨戦のような位置づけで実施されているインターンシップもあるので、就職活動の練習にもなります。もちろん、面接では「なぜこの企業のインターンシップに参加したいのか」について質問されるので、実際の就職活動と同様に、自己分析なども並行して進めておくとよいでしょう。
既に気になる業界・業種が決まりつつある人は、サイト内の「業種」を絞って検索しましょう。同業種の複数企業に参加することで、企業ごとの特色や雰囲気を比べることができ、より自分に合った企業選びに役立ちます。
県外にいる人や短い期間でたくさんの企業を見てみたい人は「実施日数」や「実施形態」を確認しましょう。「1日以下」から「2週間以上」まで日数を選択できるだけでなく、対面型かWEB型もしくは混合型(対面とWEB)を選ぶことで効率よくインターンシップに参加することができます。
インターンシップに参加するメリット
インターンシップに参加することで、就職活動を有利に進めることができます。その理由は、下記のようなメリットがあるからです。
・業界研究、業種研究、企業研究に役立つ
・社会人から直接話を聞き、働くイメージがしやすくなる
・企業や働く人の雰囲気を知ることができる
・就活仲間をつくることができる
・説得力のある志望動機の作成に役立つ
企業の採用担当者としても、採用試験でインターンシップに参加したことがある人であれば、一定の企業理解があると判断します。特に期間が長い長期インターンシップなどでは、即戦力として働くことが可能かどうかについても、事前に把握することができます。
インターンシップと自己分析
インターンシップは、企業の実情把握がメインと感じがちですが、実際には、自分がこの仕事に向いているかについて確認する「自己分析」の要素もあります。事前にどれだけ魅力に感じていた仕事でも、仕事のやり方や環境が自分には合わず、大きなギャップを感じることがあります。反対に、あまり興味を持っていなかった仕事が、インターンシップを通してすごく楽しく感じることがあるかもしれません。
自己分析は、自分の強みや弱みを理解することが求められますが、自分が見つけた強みや弱みが社会の現場で実際にどのように活かすことができるのかを確認しておくことはとても大切です。
インターンシップの注意点
インターンシップは採用活動と関連する部分も多いので、参加の姿勢によっては、むしろ印象を悪くしてしまう可能性もあります。社会人として基本的な生活態度(挨拶など)については、事前にしっかりと予習して実践できるようにしておきましょう。
また、インターンシップですべての事業内容が理解できるわけではないので、同じ会社にいくつかのインターンシップの参加コースがあるのであれば、いくつも参加してみることがおススメです。様々な角度から自分との「相性」を確認することで、より納得する進路選択が実現できるのではないでしょうか。
富山県内では8月・9月の夏季休暇に合わせたインターンシップに向けて、5月ごろからインターンシップの準備を始める企業が増えてきています。慌てる必要はありませんが、早くから色々な企業に直接訪問して、空気感を知ることは自分の選択肢を増やすことにつながります。
インターンシップで、「自分の入りたい会社との相性」を考えてみましょう。
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