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私たちの事業
先輩社員からの仕事紹介
技術開発セクション培養技術課 バックグラウンド:応用動物科学専攻 2019年入社
Q1.現在の仕事内容はどのようなものですか?
私が所属する技術開発セクションでは、抗体医薬品の安定供給と実製造スケールでの製造手順検討・改善を行っており、現在は、FDAからブレークスルーセラピー(画期的新薬)に指定されているPADCEVの中間製品と、第III相臨床試験段階のゾルベツキシマブ原薬の2製品を扱っています。 入社1年目にはPADCEVのFDA査察がありました。新規医薬品が上市され患者さんに届けられる関門となる機会に立ち合い、1年目ながら社会的責任の大きさを実感するとともに、日々の業務の先には患者さんが待っていることを肌で感じることができました。その後、入社3年目までに、新規抗体原薬製造施設の立ち上げ、新施設へのゾルベツキシマブの導入、引き続きPADCEV増産に伴うスケールアップなど、多様な業務に携わり、抗体製造のノウハウや製造設備に関する理解を深めてきました。 入社4年目となる現在、抗体製造に必要なスキルやナレッジも増え、薬を待っている世界中の患者さんに高品質な薬を安定して届けるための安定生産に貢献している実感をもっています。
Q2.どんな時に仕事の面白さや難しさを感じますか?
難題に直面して、これまでに実績のなかった方策で課題をクリアした時に面白さや達成感を感じます。世界的なCOVID-19の流行により、医薬品製造を取り巻く環境も激変し、多くの課題が発生しました。その課題の1つに取り組んだ結果、新たな方策を取り入れたことで、COVID-19による課題を解決しました。その上、従来よりもコストを抑えた最善な仕組みを導入することができました。 課題解決の過程では、自部門のみならず普段は関わりが少ない他部署や社外との連携が欠かせず、立場が異なる方々と1つのゴールに向かって取り組むことの難しさも感じました。しかし、その取り組みが形になった瞬間、喜びが溢れてきたことを今でも鮮明に覚えています。
Q3.仕事において、今後チャレンジしてみたいことは何ですか?
私はこれまでPADCEV中間体の安定生産、ゾルベツキシマブ原薬の商用製造プロセス開発で身に付けたスキル、ナレッジをもとに、今後は細胞治療などの新たなモダリティの商用製造プロセスの開発や堅牢化を行い、バイオ医薬品のプロフェッショナルとして活躍していきたいです。
Q4.アステラスで働くことの魅力を教えてください。
アステラスで働くことの大きな魅力は、人です。1つの医薬品を患者さんに届けるまでには、研究部門、開発部門、製造部門、営業部門など想像以上に多くの人が携わります。より早く患者さんに薬を届けるには、いろいろな人との協働が欠かせません。私は会社説明会で担当してくださった先輩が生き生きと職場紹介したその雰囲気に共感し、アステラスで働きたいと思い志望しました。実際に入社してみると、その直感は間違っていませんでした。先述の課題解決時も、他部署の皆さんの協力があったことはもちろんですが、私の成長を促しながらも、適切な距離感で必要に応じて軌道修正していただいた上司にとても感謝しています。
当社の魅力
先輩社員の声
私の所属する精製技術課では、新規開発品の治験薬製造から上市、さらにその後の安定生産までの役割を担っています。研究から商用段階へスケールアップする際は、製造に適した設備・機器の運転パラメータを検討、決定します。また、原材料の安定的な供給体制をサプライヤーとともに構築することも重要なミッションです。上市に向けては、薬事申請に必要なデータを取得するなど、新薬承認に向けての様々な対応を行います。中でも現在担当しているバイオ医薬品は、画期的な新薬に指定され、極めて短い期間での上市準備が必要でした。大変さはありましたが、「新薬をいち早く患者さんに届ける」という目標に貢献できたことが大変嬉しく、やりがいのある仕事だと改めて感じました。また新薬の上市後の安定生産も大切な業務であり、より堅牢で効率的な製造体制構築のため、継続的なKAIZEN活動を行っています。
ロケーションのご紹介
富山県には四季折々の美味しいものがたくさんあります。春はホタルイカ、白エビ、夏は岩がき、秋は梨、冬は寒ブリなど、季節毎のグルメを楽しめるところが魅力のひとつです。事業場のある富山市内は、飲食店や商業施設も充実しており、とても住みやすい街だと感じています。少し足を伸ばせば、海、山、川などの自然があり、アウトドア好きの方にはたまらない環境です。
冬には、市内でも多少雪が積もりますが、対策グッズが充実しているので心配することはありません。山間部での豊富な雪は、私達にきれいな水をもたらし、美しい自然環境やウィンタースポーツの楽しみなど、素晴らしい恩恵をもたらしてくれています。
事業場のご紹介
富山駅から岩瀬浜を結ぶ路面電車「ライトレール」の駅からほど近い富山技術センター。約400人が勤務し、バイオ医薬品および発酵由来原薬・製剤の製造、そして製造に関わる品質管理、品質保証を行っています。厚生棟の屋根は、八尾市の郷土芸能「風の盆」で踊り手がかぶる「おわら笠」を模した特徴的な形となっており、晴れた日には窓から立山連峰の雄姿を望むことができます。お昼はメニューが豊富なカフェテリア形式の食堂でランチ、終業後は体育館で気の合う仲間同士とスポーツで汗を流すなど、仕事の合間の息抜きも充実しています。