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魅力・事業

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メッセージ

センター長から一言

富山県の医薬品産業は、江戸時代から300年以上の歴史を有する伝統産業であり、現在、県内には約80社の医薬品メーカーと100以上の製造所を有しています。

このような薬都富山の地に、富山技術センターは、天然物から新たな生理活性物質を探索し、発酵技術を活かし生み出された免疫抑制剤「プログラフ」の原薬生産工場として1992年に操業を開始いたしました。その後、プログラグカプセル、顆粒、軟膏製剤・包装へと生産活動展開しました。加えて、2001年より抗真菌薬「ミカファンギン」原薬の製造も開始しております。これらの医薬品は、アイルランドのケリー工場および高岡工場との協同により、グローバル製品として世界各国の患者さんに届けられています。

2019年にアメリカ食品医薬品局(FDA)より、画期的治療薬の認定を受けた抗体-薬物複合体の医薬品であるPADCEVの製造承認を受け、グローバルに向けた抗体医薬の商用製造をスタートしています。さらに、PADCEVに続く抗体医薬であるゾルベツキシマブも2024年3月に国内の承認を受け、更に今後、順次グローバル各国の承認を取得する予定であり、その商用製造に対応するために、4階建て延べ面積8000m²の抗体原薬製造施設を新たに建設し、2021年3月に稼働しています。

富山事業所は、発酵技術からスタートした培養・精製・分析・品質管理・GMP・エンジニアリング・環境管理というそれぞれの要素技術・ナレッジを基盤に、抗体原薬製造のフィールドへ事業を展開してきました。今後、既存の製品群とnew modality製造を担うアステラスのバイオ原薬製造サイトとして、さらなる進化を続けて参ります。

私たちは、移植、感染症、ガンという患者さんの生命に密接に関わる医薬品の製造を担っています。このため、いかなる状況においても安定生産、安定供給を継続することが使命と考え、最新の技術と最高のチームワークで、単に医薬品を製造すること留まらず、将来に亘って安定に医薬品を製造供給する仕組みを創るという視点で、日々業務に取り組んでおります。同時に、働く仲間の安全、健康を第一に、一人ひとりが成長・達成感・やりがいを感じられる組織を目指しています。

富山技術センターでは、様々な指向性とバックグラウンドを持ったエネルギーに満ち溢れた仲間を求めています。あなたの夢や将来を我々と共に描いてみませんか。

私たちの事業

先輩社員からの仕事紹介

技術開発セクション培養技術課 バックグラウンド:応用動物科学専攻 2019年入社

Q1.現在の仕事内容はどのようなものですか?
私が所属する技術開発セクションでは、抗体医薬品の安定供給と実製造スケールでの製造手順検討・改善を行っており、現在は、FDAからブレークスルーセラピー(画期的新薬)に指定されているPADCEVの中間製品と、第III相臨床試験段階のゾルベツキシマブ原薬の2製品を扱っています。 入社1年目にはPADCEVのFDA査察がありました。新規医薬品が上市され患者さんに届けられる関門となる機会に立ち合い、1年目ながら社会的責任の大きさを実感するとともに、日々の業務の先には患者さんが待っていることを肌で感じることができました。その後、入社3年目までに、新規抗体原薬製造施設の立ち上げ、新施設へのゾルベツキシマブの導入、引き続きPADCEV増産に伴うスケールアップなど、多様な業務に携わり、抗体製造のノウハウや製造設備に関する理解を深めてきました。 入社4年目となる現在、抗体製造に必要なスキルやナレッジも増え、薬を待っている世界中の患者さんに高品質な薬を安定して届けるための安定生産に貢献している実感をもっています。

Q2.どんな時に仕事の面白さや難しさを感じますか?
難題に直面して、これまでに実績のなかった方策で課題をクリアした時に面白さや達成感を感じます。世界的なCOVID-19の流行により、医薬品製造を取り巻く環境も激変し、多くの課題が発生しました。その課題の1つに取り組んだ結果、新たな方策を取り入れたことで、COVID-19による課題を解決しました。その上、従来よりもコストを抑えた最善な仕組みを導入することができました。 課題解決の過程では、自部門のみならず普段は関わりが少ない他部署や社外との連携が欠かせず、立場が異なる方々と1つのゴールに向かって取り組むことの難しさも感じました。しかし、その取り組みが形になった瞬間、喜びが溢れてきたことを今でも鮮明に覚えています。

Q3.仕事において、今後チャレンジしてみたいことは何ですか?
私はこれまでPADCEV中間体の安定生産、ゾルベツキシマブ原薬の商用製造プロセス開発で身に付けたスキル、ナレッジをもとに、今後は細胞治療などの新たなモダリティの商用製造プロセスの開発や堅牢化を行い、バイオ医薬品のプロフェッショナルとして活躍していきたいです。

Q4.アステラスで働くことの魅力を教えてください。
アステラスで働くことの大きな魅力は、人です。1つの医薬品を患者さんに届けるまでには、研究部門、開発部門、製造部門、営業部門など想像以上に多くの人が携わります。より早く患者さんに薬を届けるには、いろいろな人との協働が欠かせません。私は会社説明会で担当してくださった先輩が生き生きと職場紹介したその雰囲気に共感し、アステラスで働きたいと思い志望しました。実際に入社してみると、その直感は間違っていませんでした。先述の課題解決時も、他部署の皆さんの協力があったことはもちろんですが、私の成長を促しながらも、適切な距離感で必要に応じて軌道修正していただいた上司にとても感謝しています。

当社の魅力

先輩社員の声

私の所属する精製技術課では、新規開発品の治験薬製造から上市、さらにその後の安定生産までの役割を担っています。研究から商用段階へスケールアップする際は、製造に適した設備・機器の運転パラメータを検討、決定します。また、原材料の安定的な供給体制をサプライヤーとともに構築することも重要なミッションです。上市に向けては、薬事申請に必要なデータを取得するなど、新薬承認に向けての様々な対応を行います。中でも現在担当しているバイオ医薬品は、画期的な新薬に指定され、極めて短い期間での上市準備が必要でした。大変さはありましたが、「新薬をいち早く患者さんに届ける」という目標に貢献できたことが大変嬉しく、やりがいのある仕事だと改めて感じました。また新薬の上市後の安定生産も大切な業務であり、より堅牢で効率的な製造体制構築のため、継続的なKAIZEN活動を行っています。

ロケーションのご紹介
富山県には四季折々の美味しいものがたくさんあります。春はホタルイカ、白エビ、夏は岩がき、秋は梨、冬は寒ブリなど、季節毎のグルメを楽しめるところが魅力のひとつです。事業場のある富山市内は、飲食店や商業施設も充実しており、とても住みやすい街だと感じています。少し足を伸ばせば、海、山、川などの自然があり、アウトドア好きの方にはたまらない環境です。
冬には、市内でも多少雪が積もりますが、対策グッズが充実しているので心配することはありません。山間部での豊富な雪は、私達にきれいな水をもたらし、美しい自然環境やウィンタースポーツの楽しみなど、素晴らしい恩恵をもたらしてくれています。

事業場のご紹介
富山駅から岩瀬浜を結ぶ路面電車「ライトレール」の駅からほど近い富山技術センター。約400人が勤務し、バイオ医薬品および発酵由来原薬・製剤の製造、そして製造に関わる品質管理、品質保証を行っています。厚生棟の屋根は、八尾市の郷土芸能「風の盆」で踊り手がかぶる「おわら笠」を模した特徴的な形となっており、晴れた日には窓から立山連峰の雄姿を望むことができます。お昼はメニューが豊富なカフェテリア形式の食堂でランチ、終業後は体育館で気の合う仲間同士とスポーツで汗を流すなど、仕事の合間の息抜きも充実しています。