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安心の長期育休で、円満な家庭づくりを

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制度の正しい伝達と、実例の紹介で「育休パパ」が増加中

 北陸コンピュータ・サービス株式会社では、社員数が600名を超え、女性社員の比率が以前よりも増えてきている中で男女問わず働きやすい会社作りに注力しています。

 2022年、「出生時育児休業(産後パパ育休)」という新たな制度のスタートと同じ年に「とやま女性活躍企業」の認定を受けた同社では、全社を挙げて男性の育児と仕事の両立を掲げています。男性の「育児休業」の取得状況の見直しと取得のしやすさを社内で発信したところ、男性が積極的に「育児休業」を取得するようになりました。まずは、人事部が改正育児・介護休業法の関連セミナーを受講し、改正内容を理解しました。その後、改正内容がより分かりやすく社員に伝わるよう製作した説明動画や、実際に「出生時育児休業(産後パパ育休)」を取得した男性社員への取材記事を社内イントラに掲載するなど、男性の育休取得を促進する取り組みが浸透し、法改正前まではほとんどいなかった男性の「育児休業」取得者が確実に増え、期間を長めに取る社員も珍しくなくなってきました。

育児も仕事も両方大事!先輩パパ社員がエールを送る

 入社7年目の河井純平さんは、クライアント企業のネットワーク構築を担当しています。ビジネスカジュアルやリモートワークの導入など、近年の自社の働き方の変化に充実感を覚えているという河井さんは、今、間近に控える第1子の誕生後に1カ月の「出生時育児休業(産後パパ育休)」を2回に分けて取得した後、長期の育児休業を取得する方向で業務の引継ぎを行っています。育児休業を分割できる仕組みは業務の引継ぎ面などで利便性が高く、育児休業取得者増加の要因にもなっています。所属する部署の上司もまた、育児休業を取得した経験を持つ良き理解者の一人で、「長期育休のパイオニアとなれるよう、職場のことは気にせずに育児を頑張ってきてほしい」とエールを送ります。河井さんの今回の「育児休業」取得については、自身の兄も長期の「育児休業」を取得していること、奥さんの「取得してくれたら嬉しい」との声が後押しになったそうで、「妻のサポートをしながら、子どもの成長をしっかり見守っていきたい」と話します。休業明けは必要に応じて「時短勤務」も検討しているそうです。

男性の積極的な「子育て」参加が当たり前の会社へ

 社内会議の中で、各部署の育休取得予定の男性社員を随時報告するなど、部署として「積極的に取得を勧める」姿勢を強めています。これには、誰かが抜けても補える体制を常に意識し、業務改善の実例を増やしていくことで、会社の成長に繋げたいという狙いもあります。育児休業取得が当たり前になる会社を目指し、より一層の制度充実を見据える未来は男女問わず仕事も子育ても充実した未来に繋がっています。

 

取材記事の内容は、2024年1月時点のものです。最新の情報は、各企業ページ等からご確認ください。