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ボードゲームの魅力を世界中に発信したい

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ボードゲームを通して人と人との縁も繋ぐ

 株式会社Engames(エンゲームズ)は、海外で流行っているボードゲームを日本で販売する総代理店業や、1300 を超える国内外のボードゲームの販売も手掛けるボードゲーム専門店です。国内で開かれる展示会にも参加し、アマチュアの出展者が製作したゲームを商業製品として自社出版することもあるといいます。 全国でも珍しいボードゲーム専門店ですが、意外にも富山県におけるボードゲームの人口あたりのユーザー数は、大都市に次いで全国3~4位あたり。ここで働く社員たちもボードゲーム好きだというのが根底にあり、その上でこの業界に貢献できるスキルを発揮しています。

 オフィスは、『エンゲームズボードゲームスタジオ』と銘打ち、販売、ゲーム開発のほか、プレイスペースも提供しています。購入前に試してみたい、純粋にいろんなボードゲームで遊びたいなど、年齢、性別さまざまな人たちが訪れ思い思いに楽しんでいます。電源のいるゲームとは違い、実際に人と人との距離が近く、一緒に楽しめることこそ、ボードゲーム・アナログゲームの魅力なのではないでしょうか。

携わった商品が発売した時、喜びもひとしお

 2024年夏には、“かんたんでかわいいゲーム”オリジナルボードゲーム「Knic Knack Series」第一弾として、「フォルティッシモかるた」「とやまっち」が発売されています。特に、「とやまっち」のイラストでは、「富山もようKAISEN」が採用されていて、他企業とのコラボレーションも実現しています。それらを手掛けたのが、入社2年目で製作開発チームマネージャーの橋本直樹さんです。「ボードゲームを知ってもらうきっかけになれば、と馴染みのあるイラストを使わせてもらいたいと提案させていただきました」。

 橋本さんは、ボードゲームの企画開発から製造の管理まで、一連の工程に携わっており、「出版しているボードゲームが好みと一致していて、何より代表と話した時にボードゲームへの熱量に共感できたのが入社の決め手です。」と話します。

 

ワールドワイドに向け前へ前へと挑み続ける!

 代表の杉木貴文さんは中学生の頃から始めたカードゲームで、大学院生の頃にはプロツアーに出場した経歴をもちます。スカウトや良質なボードゲームを選ぶ目利きに長けているのは、やはりボードゲームが好きという想いからなのだと納得できます。

 終業後も皆で集まりゲームを楽しんだり、ゲームに触れながら次のアイデアを探したりと、和やかな雰囲気の職場だといいます。過去に2回、「日本ボードゲーム大賞」を受賞、さらに令和5年度に続いて令和6年度も「T-Startup」に認定され、富山から全国・海外へ、広く活躍することを期待されている企業です。

 今後は、既存事業の成長や海外への販路拡大を目指します。「来年には、自社オリジナル商品を約60ヶ国に流通する予定です。これを皮切りに、日本のゲームコンテンツを海外へ出していきたいと思っています」。

 これからもっと、日本各地・世界で名声を博することでしょう。

取材記事の内容は、2024年12月時点のものです。最新の情報は、各企業ページ等からご確認ください。