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裏付けされたデータが、技術レベルの向上に

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膨大なデータを「見える化」する生産管理システムが活躍

コンチネンタル株式会社は、2000年からITを活用した「生産管理システム」を導入し、事務効率化や生産性向上を実現させた“先進的な”板金加工会社です。

全社に導入された生産管理システムは、事務から製造まで全部門の情報を共有し、全社員への「見える化」を目指し、2000年という早い段階で実現したものです。「ひとり鉄工所」を目標に掲げ、社員一人ひとりが製造工程を全てこなすことができるプロフェッショナルを目指し、システムを活用しています。月間4,000種類の製品をワンストップで製造し、全製品の加工データをシステムに蓄積しています。現在、製造ノウハウは70万件を超えており、「コンチネンタル生産システム」の技術の高さを裏付けする実績になっています。蓄積されたノウハウは、業務効率化やコスト削減にも繋がっています。

1年間の研修期間で基礎から学べる職場環境

システムを実際に活用し、成長を遂げているのは入社2年目の戸田昭太郎さんです。製造部に所属する戸田さんはブレーキプレス機を操作し、金属板を曲げる工程を担っています。入社後4カ月は「富山県技術専門学院」で加工技術を身に付け、その後8カ月は、各部署への仮配属で業務の基礎を学びました。戸田さんは、技術力や生産管理システムもさることながら、手厚い教育環境も高い技術を維持できる秘訣だと言います。

 

自由なものづくりで、技術はより高みへ

オーダーメイドによる板金製品はもちろん、3Dプリンタを活用したリバースエンジニアリングやパイプ・鋼材のプレ加工品など、次々と開発される新しい技術やサービスも、コンチネンタル生産システム導入の賜物です。自由な発想でお客様のニーズに応えることが、ものづくりへの挑戦に繋がり、既存技術を新しいステージへ引き上げることにも繋がっています。

戸田さんは「先輩に任せている難しい加工をマスターし、どの部署でも即戦力に」と話します。日々進化する技術や得意先から求められるオーダーは、富山のものづくり力全体を底上げしてくれることでしょう。

 

取材記事の内容は、2024年1月時点のものです。最新の情報は、各企業ページ等からご確認ください。