永く街を飾る唯一無二の技術
こだわりに抜いた加工技術で競合と一線を画すものづくりを
株式会社ヤマシタは、金属建具や建築用金物、産業機械、モニュメントの製作で地域を支える金属加工会社です。高いステンレス加工技術は北陸随一の呼び声で、大量生産ではなく、一点物の製作にこだわっています。
同社が手掛ける製品はデザイン性が高く、複雑な形状である物がたくさんあります。高度な加工技術が必要とされるステンレスの曲げ加工や溶接技術の髄が詰まっており、富山駅前や富山城前のモニュメントからは、その加工力の高さを垣間見ることができます。
高い技術には責任感と達成感が備わっている
有名なモニュメントなど、バラエティに富んだ制作実績に惹かれ、入社した坂口健太さん。現在は組立課に所属し、建具の組み立てと仕上げ加工を担っています。
坂口さんが携わった建具は、学校や駅、警察署といった公共の建物のサッシや手すりなど、身近な場所に使われており、フルオーダーであるため、「見れば分かる」と言います。自身で目にし、手に触れる機会も多いことから、近くを通過するたびに、やりがいと誇らしさを感じているとのこと。また、高価で補修の難しいステンレス製品を扱うため、前工程から託されたものを、きれいに磨く最終工程には責任感も伴います。形になった瞬間の喜びと達成感もひとしおなのだそうです。
職人のノウハウを継承し、技術を未来へ
金属加工はモニュメントだけではなく、長尺物のサッシにも生かされています。一般的に4.5m以上が長尺物として扱われ、長くなるほど加工の難易度も上がります。同社では、高岡御車山会館にある幅4.4m×9.5mのショーケースの施工を担当し、一貫して生産を行う体制だからこそオーダーメイドに対応し、県内有数、全国トップクラスの受注・生産体制を誇っています。
お客様の要望に対応できる柔軟性と技術力は、職人が培ったノウハウを次世代に繋ぐことで、受け継がれていきます。身近にある物にも富山の高い技術が詰まっており、それを受け継ぐのはあなたかもしれません。
取材記事の内容は、2024年1月時点のものです。最新の情報は、各企業ページ等からご確認ください。