コンクリートやガラスにも心があるとしたら、彼らはどんな夢を見るのでしょう。
石や木や鉄たちは、工事が進むにつれて形を整えていく建物の姿を、どんな思いで見つめているのでしょう。
寡黙な彼らに問いかけても何も聞こえてはこないけれど、いつかこの場所が人々の体温や息づかいで
満たされることを夢見て、工事を静かに見守っているような気がします。 その思いは、
工事に携わる私たちも同じです。すべての建築物は、人がコンテンツ。
完成したビルや住宅に人々が集い、にぎやかな歓声や幸せな笑い声に満たされ、
やがて都市や企業や家族の豊かな表情を描いていくことを想いながら…
私たちは今日も人のための舞台を創りつづけています。