富山を拠点に国内外の人と人の橋渡し
企画から運営まで長期的に寄り添う
株式会社PCOは、2003年、地方ではまだめずらしかったコンベンション運営業務に特化した会社としてスタートしました。きっかけは、前身の会社である生活ネット研究所が、富山国際会議場のオープンに向けた広報業務を受託したこと。現在は、国際会議や学術集会をはじめとした様々なコンベンションの企画・運営を中心に、広報企画制作業務の実績を生かしながら、お客様の要望に最大限に応えるためのモノ・コトづくりを行っています。
幅広い年齢層が働く職場だからこそ、生活スタイルもさまざま。社員が働きやすいよう、出勤時間は30分刻みで数パターンから選択できます。早く出社して早く帰宅する、逆もまた然り。チームとして企画を進めるため、完全フレックス制とはいきませんが、生活スタイルに合わせた働き方はモチベーションの向上にも通じています。その他、若手社員たちが自発的に企画して行う社内行事もあります。それだけ良い職場環境と人が揃っている証だといえそうです。
努力がカタチになり、“ありがとう”の声が力に
コンベンション営業部に所属する林 韋伶(Lin Wei Ling)さんは入社6年目の社員です。台湾出身の林さんは、日本語や中国語、英語も堪能で、主催者からも頼られる存在として国際会議などコンベンションを企画し、当日の運営までを行っています。その準備期間は1年以上になることも。「紙の上で準備してきたものが全てリアルになって、今まで電話やメールでやり取りしていた主催者や参加者とも実際に会い、成果が実る瞬間に立ち会えることがたまらなく嬉しく、そして楽しい!」と林さん。しかし、当日に思わぬトラブルに見舞われることもあるそうで…。「とにかく事前にいくつもの代案を想定しておきます。全て無事に終えることが大事です。」と答える林さんの様子は実に頼もしく、この仕事にかける情熱が伝わってきます。
企画・運営を通して人と人をつなげる使命
林さんは、PCOへの入社と共にスタートした富山での暮らしが、とても気に入っていると言います。そんな富山が開催地となって行われる会議では、せっかくこの地に来てもらうのだから“富山らしさ”を意識した企画提案を心がけているそうです。「富山が大好きな主催者の時は、八尾和紙を使った賞状を渡したり、富山のイメージカラーでストラップを作ったりしたこともありました」。林さんは催事の満足度をあげつつ、予算の中でどうやり切るか、チャレンジすることの中に楽しさがあると話します。主催者は国内から海外まで幅広く、海外の場合は、時差を超えてやり取りをしないといけないため、早朝に出社することもあるそうです。「国際会議では世界中からその業界の第一線で活躍する人が集まります。関わった会議が世界の平和や発展につながり、未来が変わることもあるので、この仕事には大変なこと以上に大きなやりがいを感じています」。林さんは富山を拠点に、これからも日本や世界各地の人たちのつながりをつくるべく、業務に励みます。
取材記事の内容は、2024年12月時点のものです。最新の情報は、各企業ページ等からご確認ください。