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新しい環境で働く!〜三協テック・竹田さん〜

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新卒採用や若手人材育成にやりがい

 住宅やビル用アルミ建材、室内建具、エクステリア商品、住宅設備機器などの提案から加工、販売、アフターメンテナンスまで一貫して手がける、総合建材商社『三協テック』。アルミ建材大手の『三協立山グループ』の一員として、全国11地域に80カ所以上の営業所を展開。地域密着のネットワークを強みに、顧客ニーズやライフスタイルに合わせた提案と高い技術力に定評があります。

 2019年度に中途入社した管理部人事労務課の竹田純香さんは現在7年目。新卒採用や研修など若手人材育成を担当しています。新卒社員だけでなく中途採用社員にも入社時・年次研修を導入するなど、自身の中途入社経験を生かした取り組みにも積極的です。中途採用社員へのフォローアップは、孤立感解消や社内連携強化にも役立っていると好評です。さらにキャリアコンサルタントの国家資格も取得し、「単なる“採用担当”ではなく、社員のキャリアを共に考える“社会人の先輩”として関わりたい」と意欲的です。

 

“好きな仕事”をしながら資格取得

 そんな竹田さんは、滋賀県の大学を1997年に卒業した“就職氷河期世代”。当時は大卒でも正社員に就くのが厳しい時代で、特に女子学生には情報も求人もほとんどなかったそう。ネット環境もなく求人票や就職情報誌で探し、企業へハガキを必死に書いて応募。説明会には数百人もの学生が集まり、担当者に「来年の募集予定は若干名」と言われたときには、絶望感しかなかったと振り返ります。

 また、大学で県外在住の時には北陸の求人情報がなかなか手に入らず、帰省時に地元企業を根気強く探した、と話します。新卒で石川県の情報・出版会社に正社員として入社し、4年1カ月編集営業に携わった後、富山県内のテレビ局に契約スタッフとして勤務。「地域に役立つ情報を発信する」という“好きなこと”を仕事にしてきた竹田さんは、充実感と楽しさを感じる一方で「生涯現役で働くためには、正社員としてキャリアアップが不可欠」と考えるようになり、30代は働きながら通信教育や資格取得(簿記2級、FP技能士2級)に打ち込んだそうです。

 

地元貢献できる仕事にやりがい求めて2回目、3回目の転職

 ある日、竹田さんは小矢部市に開業する『三井アウトレットパーク』の地域限定社員の募集を新聞で見つけます。地元で全く新しいことでキャリアアップを図りたいと挑戦することに。2015年2月に入社し、スタッフ管理やテナント支援、地元業者や市役所との調整など幅広く担当。やりたかった研修やイベント、販促にも携わり、地元貢献もできる仕事にやりがいを感じる日々でした。しかし地域限定社員は最長5年契約。引き続き正社員として働くには“全国転勤”が前提でした。家族や地元での暮らしを優先し、契約期間満了で退職しました。

 心機一転、正社員の職を求めて就職情報サイトで見つけたのが、現在働く『三協テック』です。地域に根ざし、全国的に知られていて安心感もある。転職前に自宅リフォームでショールームを訪れ、『三協アルミ』製品を選んでいたことにも縁を感じたそう。多様な業界経験が強みになると信じ、面接では「この会社で自分は何ができるか」をアピール。総合職の募集でしたが、タイミングよく総務で研修担当を求めていて「前職のスキルを活かしつつ異業種への挑戦ができる」と入社を決めました。

世の中を生き抜く力・知恵・体力に自信

 就職氷河期の就活や転職の厳しさを経験したことで、困難や世の中を生き抜く力・知恵・体力が身についた竹田さん。50歳を過ぎた今も「転職はしませんがまだまだ転職できるパワーがあります(笑)!」と語ります。その強さの源は家族の支えと、自分らしく安心して働ける富山県の環境が大きいと断言します。再就職やキャリアアップを目指す氷河期世代やミドル世代に向けて「過去を振り返り、キャリアの棚卸しをしてほしい。そこに自分に“はまる”仕事が必ずあります。年齢や未経験で可能性を狭めず、新しい分野に挑戦してほしい」とエールを送ります。

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